私は親知らずが3本あり、そのうちの1本がものすごく痛んだことでかかりつけの歯医者で抜歯してもらいました。
斜めに生えていたから抜く時にもの凄い痛みがあり、抜歯後も一週間ぐらい痛みが続き辛かったです。
次に歯のメンテナンスで歯医者へ行った時の事。前回抜いた反対側の下の親知らずが横向きに生えていて、隣の歯が虫歯になりやすいことから抜歯を提案されました。
今の段階では虫歯になっていないこと、痛い親知らずの抜歯を好んでしたくないことからその場では「考えたい」と流し、セカンドオピニオンを受けることに。
私が選んだのは地元の友達が通う戸塚駅前の歯医者さん。以前に親知らずを抜いたこと、かかりつけの歯医者さんから提案されたこともお話しし、先生の見解を聞くと意外なお返事。
それは、「正解はない」というお考えでした。
歯医者さんによっては虫歯になりそうならば抜くことを勧めることもあるし、今急いで抜く必要がなければそのままでもいいという考えもあるそうです。
戸塚の先生は患者さんが納得されないのであれば今抜く必要はないと思いますよ、と言ってくれたので気持ちがラクになりました。
セカンドオピニオンは初めてでしたが、受けてよかったです。

顔や体型がそれぞれ違うように、口内の状態も異なります。
歯並びや親知らずの有無も人それぞれですし、虫歯に関しても症状は様々。痛みに強い・弱いということにも差があります。歯科医師も治療方針は違いますので、治療を受ける際にはご自身が納得のいく治療方法であるかをポイントにされるのがよいでしょう。
もし、納得がいかなければセカンドオピニオンを受けるのが賢明です。
「それはかかりつけの歯医者さんの手前、気が引ける」と言う患者さんもいらっしゃいますが、治療によっては元に戻らない治療もあります。例えば、抜歯。永久歯を抜くと二度と生えることはありません。ご自身の歯はかけがえのないものです。
抜歯したところには部分入れ歯をするかインプラントをすることが推奨されますが、それは審美性だけでなく噛み合わせのためでもあります。親知らずの場合は例外となりますが、もし、現在抜く理由がないのであれば私なら「そのままにしておきましょう」と申し上げます。
これも医師により考えは違うため、治療方法に疑問がある場合は迷わずセカンドオピニオンを受け、他の医師の見解を聞くのがよいのではないでしょうか。