私は神経まで達する虫歯になり当時通っていた歯科で歯を抜きました。歯医者さんからは部分入れ歯かインプラント、ブリッジなどで欠損した歯を補う方法を提案頂きましたが、奥の方の歯なので目立たないこと、予算的に厳しかったこともありそのままにしておくことに。
「入れ歯」イコール高齢者の方の欠損歯治療というイメージだったため、部分入れ歯を選ぶ選択肢は40代の私に考えられなかったです。
その後、歯がない方で噛みにくくなり、反対側でばかり噛むようになったからか口元の筋肉に左右さが出て、睡眠中の歯ぎしりがひどくなりました。
歯を抜いてから2年、今思えばもっと早く相談するべきでしたが歯のない部分の治療をしたいと思い当時の歯科へ電話すると何と閉院していたのです。
地元で選んだのが戸塚駅前の大きな歯科医院。まずは相談だけと思い初診の予約をすると院長先生が丁寧にカウンセリングをして下さり、ブリッジを進めない理由、インプラントに対する考え方などを分かりやすく丁寧に説明されました。
ご自身だったらどうするかというお考えが一番説得力を受け、このようなお話を2年前に聞けていたら判断は変わっていたかもしれないと後悔しています。
次回の診察で精密検査をして頂き、インプラント治療に適した骨量があるか見解を伺う予定です。

インプラント治療については肯定的に捉える歯科医師、否定的に捉える歯科医師がいますが、賛成か反対かの単純な二面構造ではなく、「条件」による複雑なグラデーションがあります。
当院もインプラント治療が完璧な治療法とは思っていません。どの治療にもメリットとデメリットがあり、それはブリッジや入れ歯、差し歯などの他の治療にも言えることです。
つまりは、デメリットがない歯科治療は存在せず、プラスの部分を見て肯定的に捉えるか、マイナス面を見て否定的に捉えるかの違いであり、歯科医師により意見が分かれることになるでしょう。
当院は患者様にメリットの大きな治療法であると肯定的に捉え、精密な検査診断で問題がない条件においてインプラント治療をおすすめしています。
インプラント治療には肯定的ですが、骨造成手術に関しては消極的な考えで、骨量が豊富な方にだけインプラントをするという条件は厳守する方針です。
このような治療への考え方をきちんとご説明し、患者様のご要望、健康状態や経済状況から最もメリットの大きい治療法をご提案致します。
歯科治療への不安がある方は当院のカウンセリングを受診下さい。