私の両親、そして姉は親知らずを抜いた経験がありません。
これは家系だと、私も親知らずは生えてこないと思い込んでいましたが、先月、これまでの人生で経験したことがない歯の痛みが突如起こり、会社を早退しなくてはいけないほどでした。分を追うごとに痛みが増すので何も手が付けられなくなり、上司から早退することを勧められたのです。
2日ほど前からなんとなく小さな痛みはあったので「もしかしたら虫歯かな？」と思っていたのですが、その日に痛みが加速してしまいました。
会社から出てかかりつけの歯医者さんへお電話し、緊急性をお伝えして向かいました。一刻も早く着きたかった私にとって駅の目の前という立地がこの日ばかりは天国のように感じた戸塚の歯医者さんです。
診察によると、親知らずが深く斜めに生えているため歯肉や隣の歯を押していて痛みが出ているとのこと。痛みや炎症が強いため抜歯は後日で、その日は痛みを抑える治療のみをして頂きました。
急な来院にもかかわらず対応下さり有難かったですし、その後、抜歯をした日は少し痛みがありましたが今はすっかり落ち着いています。

歯に違和感を覚えても「様子を見よう」とすぐに歯医者を受診されない方は少なくありません。
当院へご相談に来院される患者様にも「かなり前から痛みを感じていた」というケースが多く、症状が悪化し治療の難易度が上がることもあります。
例えば、浅い虫歯であれば当日の治療のみで済むことも多いですが、深い虫歯の場合は数回の通院が必要になり、痛みを伴う治療に発展しかねません。虫歯の細菌が歯髄まで達していれば抜歯せざるを得なくなりますので、歯の痛みや違和感のある方は早めの受診をお勧め致します。
今回、当日受診を希望されお電話下さった患者様は、親知らずが痛み出し右の頬が腫れているとのこと。診断したところ親知らずが斜めに生えていて、歯肉を突き破って出てくる際に隣の歯を押し、強い痛みが出ている状態でした。
痛みがひどく炎症も見られたため、当日はこれらを抑える治療のみ行い、後日抜歯を行っています。
通常は予約の順番に診察を致しますが、緊急性を伴う場合は状況に応じて調整を行っていますので、我慢できない歯の痛みがある方はご連絡ください。