私は親知らずが3本ありました。姉は一本もなく、親知らずを抜く痛みを知らない幸せな人です。
私は昨年、どうしようもない痛みで会社近くの歯科に駆け込み、抜歯してもらいました。あまりの痛さに涙が出ましたし、3日間くらい痛みが続き、頬が腫れ、あの辛さがトラウマになるほどです。生え方が悪いと抜く時に容赦ない痛みがあるそうで、他の2本に痛みが出ないことを願っていたのですが2本目の痛みを感じ出しました。
生え方が悪かったとはいえ、よく調べもせず駆け込んだ歯科に行こうとは思えず、地元、戸塚で評判のいい歯科に行くことに。土曜日も診察してくれる歯科なので会社の休みの日に行けてラッキーでした。
前回の親知らず抜歯時のお話もして、出来る限り痛みがない抜歯をお願いしました。こちらの先生も、親知らずの生え方により抜歯の難易度が変わるとお話しされ、深く埋まっている親知らずであれば、痛みも大きくなるとのこと。
痛みの出ている親知らずは横向きとのことで、緊張感をもって診察台に上がりましたが、前回よりも痛みは軽く、さっと抜いて下さり身体の力が抜けました。
やはり評判のいい歯科は違うと思い、歯の相談はこちらにしようと思います。

親知らずの痛みを感じられ当院へご相談に来られた患者様。以前、他の歯科で親知らずを抜歯したことがあり、抜歯後も痛みが数日続いたとのことで、今回の治療に対しても大変恐れているご様子でした。
20歳前後に生え揃う親知らずは、誰でも生えるわけではなく、その本数も様々で、現代人の4人に1人は親知らずが1本もありません。きれいに生えていて歯磨きもしっかり出来ている、かみ合わせに特別問題がなく、今後も問題が起こる可能性が低い場合などは特に抜く必要はないと考えます。
虫歯や歯周病などで痛みが生じている場合、レントゲン撮影を行って口内を診察し、親知らずの状態や歯茎の状態などをしっかり確認して、治療を検討します。
上の親知らずは麻酔が効きやすく骨が比較的柔らかいため下の親知らずに比べると抜きやすい傾向にありますが、機器が入れにくく抜きづらいため簡単にはいきません。
今回の患者様のケースは下の親知らずでしたので、上の親知らずより抜きにくいものの、生え方が少し傾いている程度でしたので比較的スムーズに抜歯が出来ました。
生え方次第で難易度が変わるのが親知らず治療の特徴です。